新卒で営業を辞めたいと思う理由と辞める前にやるべきこと3つ

新卒

大学卒業後に営業職として働く新入社員の割合は非常に大きく、文系卒の場合、卒業生の約7割が営業職としてキャリアをスタートさせていることを皆さんはご存じでしょうか?

それと同時に、営業職は離職率の高い職種としても有名で、毎年多くの新入社員が営業職を辞めてしまいます。

そこで今回は、新卒営業マンが営業を辞めたいと思う理由と、辞める前にやるべきことについて、徹底解説をしていきます。

新卒が営業を辞めたくなる理由とは?

ではなぜ、多くの新卒営業マンが営業職から離れたいと思ってしまうのでしょうか。

人によって理由は様々ですが、主に以下のような仕事に対しての難しさや楽しさについての理由が多くあげられます。

自分で利益を上げる難しさを知る

営業職として仕事をするのであれば、サービスや商品を売って利益を上げる必要があります。しかし、新卒営業マンにとっては、自分で利益を上げることの責任の重大さや難しさが頭を悩ませる要因となり、営業職から離れたいと感じてしまいます。

今までアルバイトなどの経験はあっても、自分自身で利益をあげた経験がほとんどない新卒営業マンは、どのようにすればコンスタントに利益を稼げるかなどのノウハウがわからず、それを知る前に心が折れてしまうケースも少なくありません。

理想と現実のギャップを感じる

学生の頃優秀だった人に多く見られがちな傾向ですが、入社前に「自分はできる」と思っていた理想と、自分の実力とのギャップに戸惑う新卒営業マンも多くいます。

特に責任感や向上心の強い人は、自分の理想とする姿に追い付いていない今の自分を悲観的に見てしまい、営業成績が上がらないことで、仕事に対するモチベーションが低下してしまいます。

そのため、上司や先輩からすると「新卒社員だから仕方ない」と思うことでも、そもそも本人がそのように思われることに納得できず、フラストレーションを貯めてしまう場合も多いです。

営業に向いていないと思い込む

理想と現実のギャップに悩んでいる新卒営業マンは、次のステップとして「自分は営業に向いていなんじゃないか」と思うようになってしまいます。

今まで学生時代に多くの成功体験のある人ほど、上手くいかないときに「こんなはずはない」と感じ、結果として自分は営業に向いていないのではないかと思い込んでしまいます。

そもそも入社数ヶ月足らずで、向き不向きなどわかるはずもないのですが、その前に本人が営業に向いていないと思い込み、退職を決意してしまうことも少なくありません。

他の職種で働いてみたいと思った

業績が良い悪いにかかわらず、営業そのものに興味がない新卒営業マンは、早いうちに営業職に飽きてしまいます。

また、場合によっては希望していないにも関わらず、不本意に営業部に配属された新入社員もいることでしょう。そのため、営業以外の職種に興味を持ち始めたり、他の人が行っている業務に魅力を感じたりなど、営業以外のことにチャレンジしたくなり、結果として営業職を辞める決断に繋がります。

単一商品・サービスを売ることに飽きた

営業の仕事は何といっても商品・サービスを売ることですが、その商品に魅力を感じずセールスしている場合は、早い段階でその商品を売る楽しさを感じなくなってしまいます。

単一の商材・サービスのみをセールスしている場合、営業活動がルーティン化してしまい、仕事に楽しさを見出せなくなります。そして、その商品に愛着がないと、上手く魅力を伝えられず自然と商談の成功率も下がってしまい、結果として成果が出ないことにもつながります。

営業スタイルに嫌気が差す

会社によって営業スタイルは異なるでしょう。ある企業では、電話でテレアポし、その後訪問する。ある企業はセミナーを開いて興味ある人、会社に営業する。他には、飛込営業する企業も。

その営業スタイルに合わないと思ったり、はたまた、飛込営業やテレアポをすることに嫌気が差して営業を辞める新卒がいます。

新卒が営業を辞める前に考えておくこと

入社して早期に営業を辞めたいと思った方も多くいると思いますが、一度よく考えてください。新卒1年目で会社を辞めるのであれば、以下のようなことに注意する必要があります。

失業保険がもらえない場合がある

入社1年目で退職をしてしまうと、失業保険がもらえない場合があります。原則失業保険を受け取る条件として、雇用保険に12ヶ月以上加入していることが定められています。そのため、1年目で退職をしてしまうと失業保険がもらえないので、退職を決意するときは自分の貯金額なども考えて、計画的に退職の準備をするようにしましょう。

また、加入期間が12ヶ月と定められていますが、1ヶ月間の勤務日数が11日を以上でないと認められない場合もありますので、注意してください。

数ヶ月で退職すると転職が不利になる可能性がある

外国とは違い、日本ではまだまだ転職に対してマイナスなイメージをもつ人も多くいます。そのため、入社数ヶ月で退職をしてしまうと、転職活動の際、面接担当者に悪い印象を与えかねません。

面接官もあなたの履歴書を見て、「またすぐに辞めてしまうのではないか」と不安に思うこともあるでしょう。それでも営業を辞めたいのであれば、面接時にすぐに辞めない根拠を伝えることや、早期離職が与えるマイナスイメージをカバーする方法も合わせて考えなければなりません。

辞める本当の理由を自問自答しておく

根本的な話ですが、そもそもなぜ営業を辞めたいのですか?営業という職種が向いていない、サービス、商品がつまらない、本当にそうでしょうか?

本当の理由を探ってみてください。給料、待遇、人間関係などではないでしょうか?

理由を明確にしないまま転職活動に踏み切ると、転職先でも結局同じ理由ですぐに辞めたいと思ってしまいます。転職を繰り返し、なかなか自分に合う仕事を見つけられない人の多くが、転職理由を明確にせず見切り発車で仕事を辞めてしまいます。そうならないよう、まずはなぜ仕事を辞めたいのかをはっきりさせるようにしましょう。

やりたいことを明確にしておく

営業を辞める理由を明確にできたら、その後は自分が何をやりたいのかも同時に明確にしてください。

なぜ辞めたいか理由が明確になったのであれば、逆に何をやりたいのか、どのようなことなら続けられるのかも同時に見えてくるはずです。

自分の次の目標や将来の夢などを設定し、今自分は何がしたいのか、何をする必要があるのかをはっきりさせておけば、次の職場でも長く安定して働き続けることができるでしょう。そのためまずは、もう一度初心にかえり、自分がどの様な仕事をしたいのか再度確認するようにしてください。

新卒が営業を辞める前にやるべきこと3つ

色々考えた結果、それでも営業を辞めたいと思った新卒の方は、辞める前に最低限以下の3つのことを行ってから辞めるようにしましょう。

同僚や上司、友人に相談する

まずは一度自分の同僚や上司、友人などに、営業を辞めたいことについて相談するようにしてください。

自分で一度考え抜き、最終的に辞める決意ができたとしても、客観的な他者の意見は非常に貴重なものです。

そこで、身近な人に一度自分の考えを伝え、それが正しいのか、何か辞める以外の方法はないのかなど、一緒に考えてみることも大切です。

他人に相談することで、意外と見落としていたことが発見できたり、自分では知らない自分の考えや気持ちなども見つかるなど、思わぬプラスの作用も得ることができるでしょう。

営業以外の職種に異動させてもらえないか会社に相談する

営業職がやりたくないという理由で退職をしたいのであれば、一度会社に部署移動の相談をしてみてください。

辞める理由が会社が嫌い、上司が嫌いというものではなく、営業職そのものが理由となるのであれば、わざわざ転職して会社を変える必要もないでしょう。

会社に掛け合ってみて、営業以外で何か活躍できる部署ないのか、確認してみることも辞める前に忘れてはいけません。

やりたいことを明確にし辞める前に次を探しておく

営業職が嫌で、もしくは、他にやりたいことがあるから辞める。その決断まではできているから辞めるという選択肢が出てくるのだと思います。

ただ、その先が決まっていない人が多くいます。営業職ではなく別の仕事、職種に就きたい場合、本当にその仕事で未来をイメージできているのかを判断してください。

それが明確であれば、辞める前に次の仕事の目星、会社を決めてから辞めましょう。辞める前に有給などを利用して次の仕事への準備、就職活動などをして次が確定してから今の会社をやめるべきです。

就職活動をする中で現時点での自分の価値を客観視できたり、やめてからスムーズに次の仕事に移れるなどメリットばかりです。

まとめ

日本の学生の多くは、卒業後まず営業職として社会人キャリアをスタートさせる方が多いです。しかし実際は、その後3年以内に約3割の人が会社を辞め、別のキャリアを選択します。

新卒で営業マンを辞めること自体は悪くないのですが、辞めるのであれば事前に行うべきことや、やめたい理由をしっかりと把握しておく必要もあるでしょう。

現在新卒営業マンとして頑張っているものの、これ以上続けられないと感じている人は、この記事を参考に一度自分の気持ちや考えを整理し、最善の選択を取るようにしてください。